●馴鹿戯言●

みなさんこんばんは!トナちゃんです!!

家の二階に居た先客は?

僕が幼稚園に入る年に古い家を建て替える事になり

その間は知り合いに古い一軒家を借りる事になった

 

二階建てで瓦屋根

壁も木で絨毯が打ち付けてある床

 

みんなでその家に入居した日、僕は色々な部屋を見て回っていた

2階に行くと窓が全開だった

 

僕はどんな部屋か中に入ると

「ブーン」

なんの音かなと辺りを見ると

なんと和室の隅、壁の下から畳にかけて

デッカい蜂の巣があった、、、。

 

僕は静かに下に降りて蜂の巣がある!!と母に言うと

母もビックリしたのか「あらー古いもんね」と微笑む

そうじゃないって、、、。

 

すると2階から音が

「サッサッサ、ドンドン、カサカサ、サッサ」

恐る恐る2階に戻ると

 

「これでよし、大きかったのに、ごめんね。あらどうしたの?」

と僕に微笑む祖母。

よく見るともう蜂の巣はなかった

 

祖母の手にはホウキと蜂の巣の入ったゴミ袋。

そう、祖母はホウキで蜂の巣を駆除して

せっかく大きく作ったのに後からこの家に来たのに

壊してごめんと蜂に謝っていたのだ。

 

子供の頃はおばあちゃん最強とか思っていたが

昔の人が虫に強いのは共生していたからだ

祖母は草花を愛し、花も自分で育てていた。

野菜を育てたり、花を育てていれば必ず会う虫。

 

僕も含め、今の若者は土をいじらない

虫に遭遇することも少ないから耐性がない

虫がそこにいるだけで自分に危害が及ぶ被害妄想で駆除

 

昔の人は虫の命も大切にしていた。

でも青虫とか野菜や花の葉を食べる害虫は握り潰していたけど。

 

技術は進化しても人の力は衰えているなと感じる珍しく降った雪で

例年より寒い東京からは以上です。